【夏期連載】第一回『噂のBBA三人衆』
昔なつかし、あの頃「ひえ~」となった
都市伝説上のモンスターたち☆
だんだんと暑くなってきた今日この頃。ついつい冷え冷えなモノを欲しちゃいますよね。
そんな希望にお答えして、その昔「ひえ~」となった懐かしのモンスターを集合させてみました。迷惑度も三ツ星で入れたので、ぜひ参考に!
もちろん、冷え冷えになるか、ならないかはアナタ次第!!
噂のBBA集めました
<ホラーババア三人衆>
※画像の老婆はイメージです 本文の”ババア”とは一切関係ありません
☆ヨジババ☆ 迷惑度★
【概要】ターゲット 子ども
午後4時まで学校にいた場合、遭遇するケースが多いみたいです。出会うと金縛りにあうというライトなものから※殺されるというヘビーな説までありますが、基本はどこかに連れさられてしまう神隠し系ホラーBBA。
昔は現代ほど明るくなかったので、大人の心情としては午後4時までに子どもを帰らせたかったんでしょうね。
【時代】1970年代!?
地域により異なりますが、都内や大阪など大都市において1970年代から流行ったとされています。ただ、京都では類似した話が江戸時代からあるという説も。
全国的に流行したのは1990年代と見られているため、地方よって新しい都市伝説とも古くからいる妖怪とも言われているようです。
【別名】
四時ばば、四次元ババア、など他多数
※呼び名は“4時”に由来したものが基本。でも、口承ゆえに“四次元”などと派生していったものも存在するみたいです。
【出没場所】
学校、外出先、学校の4番目のトイレ。
【対処法】
4時までに帰宅しましょう。もしくは、大人と4時までに合流すればOK。
※殺される場合は赤紙青紙の学校怪談と同じく、質問してきます。→学校のトイレの4番目に入ると「赤、青、黄、どれがいい?」と質問が。赤と答えると赤いマフラーで首を絞められ真っ赤になっておだぶつ。青と答えると、血を抜かれて真っ青になっておだぶつ。黄と答えると、助かる。また、地方により「ヨジババイロトハダイロ」と言わなければいけないという説も。
この場合、トイレの花子さんや赤紙青紙とかぶるので、ちょっとおふたりと気まずい関係かもしれません。
☆ババサレ☆ 迷惑度★★★
【概要】ターゲット 大人から子どもまで無差別
夜中にトントンと窓を叩く音がして目覚めると、外に鎌を持った老婆が! この時、返事をしたり、窓を開けたりしてしまうと進入してきて、連れ去るまたは鎌で切られて死んでしまいます。そして、この話を知ると、その晩に来ると言われている、はた迷惑な訪問型ホラーBBA。(地方によっては三日以内~一週間という場合も)
※出没時間は丑三つ時(午前2時)という場合から夜眠った後、また、4時44分44秒というババサレの派生かと思われる説までさまざま。
【流行った時代】2000年代!?
2000年に放映されたテレビアニメ『学校の怪談』にて、お茶の間を恐怖に陥れました。アニメでもビジュアルがとても恐ろしく、当時の子どもたちはトラウマになったそうです。この前から、地方によって類似の話があったみたいなのですが、このアニメなどがきっかけで全国に広まったと見られています。【ヨジババ】との類似点も多く、一緒くたにされてしまうことも。
【別名】
バーサレ
【出没場所】
自宅。訪問販売よりはうっとうしくありませんが、勝手にやってくるのでご注意ください。
【対処法】
とりあえずやって来たら、「ババサレババサレババサレ」と言う。すると、素直に帰っていきます。年の功でしょうか、さすがに去り際は美しいもんですね。お茶などを出しても、会話を楽しめるタイプではないので、招き入れることはやめましょう。
☆ターボババア☆ 迷惑度 0星
【概要】ターゲット 大人から子どもまで無差別
車で移動中、後方からすごいスピードで追いかけてくる老婆と遭遇します。追いかけられていると思って、100キロ近くスピードを上げても追いつかれてしまいますが焦らなくても大丈夫。この老婆は追い越すと、振り向き、笑顔を見せて去っていくんです。この時にサムアップをする場合も。
※出没時間帯は決まっていないが、夜や深夜だという説もアリ。
【時代】1980-1990年代!?
戦隊などのヒーローコンテンツは比較的に子どもたちの流行にのって作られる傾向があります。なので、高速戦隊ターボレンジャーが1989年に放映されていることを考えると、【ターボババア】は1980年代から1990年代くらいに小学生だった層に流行ったんじゃないかと推測できます。
【別名】
ターボババァ、マッハババア、など他多数
※ババアの部分については“ばあちゃん”“ばあさん”“おババ”になることも
※ターボ、マッハの部分も“ダッシュ”“ジェット”“高速”“100キロ”“スピード”になることも
【出没場所】
道路。
【対処法】
見守る。特に害はないので、彼女の自己顕示欲をちゃんと満たしてあげるに限ります。
懐かしのモンスターを思い出して、ちょっとは冷えたり楽しめたりしていただけたでしょうか? 次回は実際騒動にまで発展したモンスターなど影響力があった三人衆をまとめたいと思います。お楽しみに~!!!
文/岸リア子
0コメント